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ドヴォジャーク 「モラヴィア二重唱曲」第三集より

アントニーン・ドヴォジャーク (1841-1904)
01 /04 2016
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

本年はドヴォジャークをふたたび。引き続きドヴォジャークの「モラヴィア二重唱曲」を読んでおります。どの曲も清新で個性的な書き分けがあって飽きません。登場人物はごく自然に森や木に話しかけ、森や木は日常会話のように答える。人との会話も同様で、これは際立った特徴的な面白さだと思います。
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「モラヴィア二重唱曲」第三集より
Moravské dvojzpevy III.



「川と涙」Voda a pláč
Okolo hájička teče tam vodička,
森の脇を小川が流れている。
napoj mně, panenko, mého konička.
「水を呑ませておくれ、お嬢さん、私の馬に。」
Já ho nenapojím,
「馬に水はやれません
já se tuze bojím,
馬はとても怖いんです
že jsem maličká.
子供なものですから」

Před našími okny roste tam olíva;
「私の家の前にはオリーブの木が茂っています。
pověz mně, panenko, kdo k vám chodívá.
「言ってください、お嬢さん、あなたの家には誰が通ってくるのですか」

K nám žádný nechodí,
「私の家には誰も来ません。
mne se každý bojí,
みな私を避けるんです
že jsem chudobná.
貧しい娘だからと。」

Před našími okny roste z růže květ.
「私の家の前には薔薇の花が咲いています
pověz mně, panenko,
言ってください、お嬢さん
proč tě mrzi svět?
なぜ世間のひとはあなたを悪くいうのですか?」

Mne svět nic nemrzí,
「世間のひとは私を悪くは言いません
mne srdenko bolí,
この心が私を苦しめるんです、
plakala bych hned.
今にも泣いてしまいそうなほど。」

お屠蘇の合間にもう一曲訳しました。スロヴァキア語の歌詞です。場面は領主と村娘の「問答」ですが、強欲な領主(命令形ばかりで喋る)のプロポーズがとても面白い。原曲は「アンマスク・シーン」の寸劇も交えてコミカルに歌われた民謡だと思います。


「囚われの娘」Zajatá
Žalo děvče, žalo trávu
娘は牧草地に行った           
nedaleko vinohradu.
葡萄園から遠からぬところに。
Pán sa na ňu z okna dívá,
領主は窓から彼女を見て
on si na ňu rukú kývá
彼女に手を振る。
"Širuj, kočí, širuj koně,
「御者よ、馬を用意しろ
pojedeme v čiré pole."
牧草地に行くぞ」

Čiré pole projíždžali,
野原を横切り、
až sa k děvčati dostali.
娘のもとに辿り着いた。
"Daj nám, děvče, daj nám záloh,
「娘さん、手付けの品をよこしなさい
žes na panském trávu žalo!"
ここは私の牧草地なのだから」
Dávala jim svú plachtičku,
娘は顔を覆うスカーフを外して
pán ju pojal za ručičku.
領主に手渡した。

"Už si, děvče, už si moje,
「もう、娘さん、もうあなたは私のもの
líbí sa mně líčko tvoje.
あなたの頬に魅せられました」
Tobě moje a mně tvoje,
「あなたは私のもの、そして私はあなたのもの
líbijá sa nám oboje."
私たちが両想いにならんことを!」

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ISATT

愛好する歌曲・カンタータの試訳集です。

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