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札幌交響楽団第604回定期演奏会 ラドミル・エリシュカ指揮 を聴く

アントニーン・ドヴォジャーク (1841-1904)
10 /29 2017
札幌交響楽団第604回定期演奏会を両日とも聴く。
両者の組み合わせで初めて聴いてから10年近くが経った。その間の札響の変化には驚くばかりだ。初めて聴いたときは、生真面目だが、自分で自分の限界を設定してその中で一生懸命やっている感があった。しかしマエストロとの共演以来、数々の演奏会で結果を出し、両者で15枚(!)のCDを世に送り、2回の満席の東京公演でスタンディングオベーションを浴びるという、おとぎばなしのような成功を収めて、雰囲気はすっかり変わった。(日々の演奏生活にもそんな奇蹟が起こる!)。今回の最後の公演も、特にドヴォルジャークの「チェコ組曲」は管楽器のソロの多い曲目だけれども、各奏者が闊達にソロの受け渡しをしながら、一糸乱れぬアンサンブルのなかで音楽を自発的に展開している感触、目を見張るような進境だった。そして最後の曲、2006年12月の両者の最初の演奏会で大成功を収めた「シェエラザード」を最後の演奏会で指揮したマエストロ。あの曲が、氏のタクトでは、冒険に胸躍らせる青年の船出のように響いた!11年間の航海をともに送り、マエストロは母港に帰っていく。私たちは感謝と限りない思い出とともに氏の帰還を見送り、新たな船出に向けて出発しよう。

マエストロ、本当に有難うございました。あなたのドヴォルジャーク・ヤナーチェクは、チェコの音楽伝統そのものの体現であり、その大木の緑陰にオーケストラと聴衆をいざなってくださいました。

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札幌交響楽団第604回定期演奏会
~エリシュカ最後の来日公演~ありがとうマエストロ ありがとう札幌~
2017年10月27日 19:00~
2017年10月28日 14:00~
会場 札幌コンサートホールKitara
指揮 ラドミル・エリシュカ(札響名誉指揮者)
Radomil Eliška, Conductor
曲目
スメタナ 歌劇「売られた花嫁」序曲
ドヴォルジャーク チェコ組曲 ニ長調
リムスキー=コルサコフ 交響組曲「シェエラザード」op.35

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http://www.sso.or.jp/concerts/2017/10/604/
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