ドヴォジャーク 歌曲集「夕べの歌」より

アントニーン・ドヴォジャーク (1841-1904)
03 /28 2016
ドヴォジャークが文学史上に名の残る詩人の詩に作曲した独唱曲は、初期の「夕べの歌」だけだと思う。これは全12曲もある歌曲集だが、滅多に演奏されない。ロマンチックで才気のある詩につけた、なかなか魅力のある作品なのですが。こうしてドヴォジャークの作品が多くが眠っております。

ドヴォジャーク 歌曲集「夕べの歌」Večerní písně より

原詩 ヴィーチェスラフ・ハーレク
作曲 アントニーン・ドヴォジャーク、op.31 1871年頃


No.11
Ten ptáček, ten se nazpívá,   
このよく歌う小鳥は      
jak by byl píseň živá;
生きている歌であるかのよう
ba kdo v svém srdci lásku má,
心に愛を抱えているものは
nedivte se, že zpívá!
歌うことをぶ訝しんだりはしない。

A ptáček ten tak od srdce
小鳥よ、お前はそれほど自分の心から
a k srdci mluvit umí,
人の心に話かけることができるから
že div by člověk neplakal,
不思議に思うだろう、人が泣かないことを
když srdcem porozumí.
どんな思いなのかが分かっても。

Ba často mně to připadá,
しばしば私には思える
že jsem mu druhem v lkání,
私は嘆く人の心を写しているのではと。
neb i ty moje písně jsou 
なぜなら小鳥よ、私の歌は
jen jemné naříkání.
弱々しい嘆きの歌にすぎないのだ。
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