ラヴェル 歌曲「3つのマラルメの詩」より2

モーリス・ラヴェル (1875-1937)
09 /23 2012


「3つのマラルメの詩」より
第二曲 Placet futile「空しき願い」

原詩 ステファン・マラルメ
作曲 モーリス・ラヴェル

Princesse! à jalouser le destin d'une Hébé
王女様!私が嫉妬する女神エベの運命、
Qui point sur cette tasse au baiser de vos lèvres;
それはセーブル茶碗の上に、あなたの接吻によって浮かびあがります
J'use mes feux mais n'ai rang discret que d'abbé
私は情熱に焦がますが、慎ましい身分の修道士にすぎません
Et ne figurerai même nu sur le Sèvres.
そのセーブル茶碗の上に姿を顕わにすることもありません。

Comme je ne suis pas ton bichon embarbé
私はあなたのビション犬ではなく
Ni la pastille ni du rouge, ni jeux mièvres
飴でも、口紅でも、安っぽい遊戯盤でもありません。
Et que sur moi je sens ton regard clos tombé
そして感じます、私を見るあなたの無関心なまなざしを
Blonde dont les coiffeurs divins sont des orfèvres!
そのブロンドの髪は、最上の理髪師たちの金細工の技!

Nommez-nous... toi de qui tant de ris framboisés
私を名指してください、あなたのフランボワーズのような笑みは
Se joignent en troupeau d'agneaux apprivoisés
ひとつとなります、従順な子羊の群れに
Chez tous broutant les vœux et bêlant aux délires,
願いを反芻し続け、熱にうかされたように鳴く子羊たちに。

Nommez-nous... pour qu'Amour ailé d'un éventail
私を名指してください...愛が扇ではばたくように
M'y peigne flûte aux doigts endormant ce bercail,
私が描かれますよう、フルートを手にして、この群れを寝入らせる姿に。
Princesse, nommez-nous berger de vos sourires.
王女様、私を名指してください、あなたの微笑みの羊飼いに。

*point→poindre, bichon embarbéマルチーズ犬, peigne→peindre接続法
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