札幌交響楽団の演奏会を聴きに-2

演奏会とCDと高座
11 /29 2010
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札幌に札幌交響楽団を聴きにくるのも3回目になった。
ラドミル・エリシュカ氏がこのオーケストラに招聘されて、2006年の最初の演奏会で大成功をおさめて首席客演指揮者として毎年来られるようになり、レコーディングも始まった。その最初の録音、ドヴォジャークの交響曲第六番を聴いて演奏会で聴いてみたくなったのである。

2009年4月の実演では本当に驚いた。六番の録音では弾き慣れない曲目のせいか、まだ硬くぎこちない箇所も正直感じたのだが、演奏会で繰り広げられていたのはもっと闊達で、澄んだ大気のように清爽な音楽だった。今年4月の演奏会ではその印象はいっそう高まった。当時書いた記事を読み返すと「一番胸打たれたのは札幌交響楽団の著しい躍進ぶりだった...エリシュカ氏のタクトの下、まず弦セクションから立ちのぼってくる響きを聴いて、胸が一杯になるほどの感動を受けた。初夏の風のように清涼なハーモニー、どんなオーケストラからも聴いたことのなかった清々しい音色...エリシュカ氏が札響とともに築いたドヴォジャークの音色。その美しさのきわみの音と、チェコの音楽的伝統、そして札響の奏者たちのキャパシティに打たれた。在京、在阪の数多くのオーケストラと伍して、独自の魅力をしっかりと確立したオーケストラだ。北海道の宝というべき存在ではないか。」と書いている。以来その印象は確信に変わった。

最初の録音で聴いた札響とは、一皮も二皮もむけた音が聴こえる。録音という巨大なプレッシャーを越えた両者の自信と実り多い信頼関係。今回はポピュラーな曲目だから、私もリラックスして楽しませて頂く事にする。

チケットは完売。

心楽しく知人と昼食に行くと、こんな看板。
どんな一般紙でも、氏が小説を連載すると「そこだけスポーツ新聞」になるという、すごい巨匠(笑)。札幌出身でしたか。
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