タイユフール ピアノ曲集「フランスの花」

ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983)
04 /22 2012
週末の気分転換です。さらさらと心地よく、流麗なこの音楽。フランスのピアノ曲、知られていない素晴らしい作品の数々を、もっと聴きたい!


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タイユフェール 歌曲「シャグラン通り」

ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983)
02 /01 2012
タイユフェールは91歳まで長命して、最晩年まで作曲を続けたといいます。Youtubeで聴ける声楽曲には、1955年作曲の「シャグラン通り」というシャンソン風の曲があって、これが実に素敵な作品。楽譜を入手出来たら、ぜひ歌詞を掲げようと思います。この小粋なピアノ、簡潔でカッコいい旋律。いいですねえ。


「エッフェル塔の花婿花嫁」(1921年)、

ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983)
01 /29 2012


「六人組」Les Six:の唯一の共作として有名な「エッフェル塔の花婿花嫁」(1921年)、今まで実演はもちろん録音で聴く機会も無かった。しかし今Youtubeで聴いてみると、往時の6人の作曲家たちの溢れんばかりの才能と、若く嘱望されていることの勢いを感じる。改めてこの人たちの作品を聴いてみようと思う。

しかし初めて知ったのだが、この曲にルイ・デュレは加わっていない。つまり本当に6人で書いた作品は無いということか?

ジェルメーヌ・タイユフェール「6つのフランスの歌」より2

ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983)
01 /28 2012
ジェルメーヌ・タイユフェール「6つのフランスの歌」より2

曲集の第二曲目の歌詞は、18世紀の啓蒙家・作家のヴォルテールの詩から。ことば遊びのような短い詩ですが、「私が目覚めたとき」と歌いだすときのタイユフェールらしい洒落た曲想のうつろい、面白いですねえ。

原詩 ヴォルテール (1694 – 1778)
作曲 ジェルメーヌ・タイユフェール(1929年)


「しばしば本当らしさが」Souvent un air de vérité
(1分15秒から)

Souvent un air de vérité
しばしば本当らしさが
Se mêle au plus grossier mensonge:
真っ赤な嘘には混じっている。
Une nuit, dans l’erreur d’un songe,
ある夜、夢に惑わされて
Au rang des rois et j’étais montré.
私は王侯の地位にまで昇った。
Je vous ainmais alors et j’osais vous le dire!
君を愛して、それを口に出そうとした!
Les dieux à mon réveil ne m’ont pas tout ôté;
神々は私が目覚めたとき、全てを取り上げはしなかった
Je n’ai perdu que mon empire.
自制心だけを失ったのだ。
---
rois→empire(縁語)
perdre empire sur moi-même「自制心を失う」
ne..que「しか...ない」

ジェルメーヌ・タイユフェール「6つのフランスの歌」より

ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983)
01 /21 2012
ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983)。
この音楽のような響きをもつ名の女流作曲家を一度取り上げたいと思っていました。器楽曲は楽譜も手軽に入手できますが、声楽曲となるとなかなか難しい。まずこの曲集の歌詞だけは入手できたので掲げます。全6曲で、どれも1分ほどの洒落た小曲が並んでおり、この第4曲は老人と結婚した若い女の嘆きという、中世に遡る伝統的な主題です。



原詩 作者不詳(15世紀)
作曲 ジェルメーヌ・タイユフェール(1929年)

第4曲「神様、誰が私を励ましてくれるでしょう」Vrai Dieu, qui m'y confortera
(3分55秒から)

Vrai Dieu, qui m'y confortera
神様、誰が私を励ましてくれるでしょう、
Quand ce faux jaloux me tiendra
間違った欲望が私をとらえて
En sa chambre seule enfermée?
部屋にひとり閉じ込もっているときに?

Mon père m'a donné vieillard
父は私を老人と結婚させました。
Qui tout le jour crie: Hélas! Hélas!
夫は一日中叫びます、ああ!ああ!と
Et dort au long de la nuitée.
そして一晩中眠ります。

Il me faut un vert galant
私には若い恋人が必要です
Qui fût de l'âge de trente ans
三十歳くらいの
Et qui dormît la matinée.
日が高いうちに眠る人が。

Rossignolet du bois plaisant,
楽しそうな森の夜鶯よ
Pourquoi me va ainsi chantant,
なぜ私にこのように歌うの
Puisqu'au vieillard suis mariée?
老人と結婚したというのに?

Ami tu sois le bienvenu;
ねえあなた、よく来てくれたわ。
Longtemps a que t’ai attendu
長い間待っていたの、
Au joli bois, sous la rampée.
きれいな森の、木の下で、

*参考文献「フランス歌曲の珠玉」(春秋社)p.334-338

ISATT

愛好する歌曲・カンタータの試訳集です。

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